Windowsを使っていると、突然画面が青くなり「えっ?」と思った経験はありませんか?
これがいわゆる PCSoD(Blue Screen of Death:ブルースクリーン) です。
簡単に言うと、Windowsが「これ以上安全に動かせません」と判断して、自動で停止した状態のことです。
通称「ブルスク」や「BSOD」とも呼ばれます。
🔹ブルースクリーンが出るとどうなる?
- 画面全体が青くなり、エラーコードや原因が表示されます
- 強制的にPCが停止するため、作業中のデータは保存されない場合があります
- 再起動後に原因の解析や修復が必要になります
🔹PCSoDの主な原因
ブルースクリーンは、主にシステムレベルの深刻な問題で発生します。
- ハードウェアの故障
- メモリ(RAM)、ハードディスク、グラフィックボードなどの不具合
- 過熱や寿命による故障も原因になります
 
- ドライバの不具合
- 周辺機器やグラフィックカードのドライバが古い・破損している
- Windowsと互換性のないドライバをインストールした場合も注意
 
- OSやソフトウェアのエラー
- Windowsの更新プログラムが正しく適用されない
- システムファイルの破損や悪意あるソフトウェアの影響
 
- ウイルス・マルウェア
- システム領域に影響を与えるウイルスが原因でブルスクになることがあります
 
🔹ブルースクリーンの表示内容
ブルスクには、以下の情報が表示されます。
- STOPコード(例:0x0000007B)
- エラーの種類(例:MEMORY_MANAGEMENT、DRIVER_IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL)
- 推奨アクション(再起動、ドライバ更新など)
特に STOPコード は、原因を特定する手がかりになります。
Googleや公式サポートで検索すれば、解決方法が見つかることも多いです。
🔹ブルースクリーンが出たときの対処法
- PCを再起動する
- 一時的な不具合なら、再起動だけで解決する場合があります
 
- 最近の変更を確認する
- 新しいドライバ、ソフトウェア、周辺機器の追加をチェック
- 直前にインストールしたものをアンインストールしてみましょう
 
- システムの復元や更新
- Windowsの復元ポイントで以前の状態に戻す
- Windows Updateで最新の更新を適用する
 
- ハードウェア診断
- メモリ診断ツールやディスクチェックで異常を確認
- 過熱や故障がないかチェック
 
- 安全モードで起動
- 必要最小限のドライバやサービスで起動し、問題を切り分けることができます
 
🔹まとめ・ポイント整理
- **PCSoD(ブルースクリーン)**は、Windowsが深刻なエラーを検知して自動停止した状態
- 主な原因は ハードウェア故障・ドライバ不具合・OSエラー・ウイルス
- STOPコードや表示内容を手がかりに原因を特定して、再起動や修復を行う
- 定期的な 更新やバックアップ がブルースクリーンへの備えに重要
📘用語解説
- PCSoD / BSOD(Blue Screen of Death):Windowsで深刻なエラーが起きたときに表示される青い画面
- STOPコード:ブルスクに表示されるエラー番号。原因特定に役立つ
- ドライバ:PCと周辺機器をつなぐソフトウェア
- システム復元:PCを過去の状態に戻すWindowsの機能
- 安全モード:必要最小限の状態でWindowsを起動し、問題を切り分けるモード
- ウイルス・マルウェア:コンピュータに悪影響を与える不正なプログラム
 
 
 
 
 
 

